車内泊の想い出 - 7 – (高野山)
車内泊2日目、彦根を出発したときには、すでにすっかり日が暮れていました。
風呂にも入って夕食も済んだので、あとは走るだけ。
「夜の間ずっと走り続けて、泊まる場所が見つかれば、そこで泊まればいい。もし泊まる場所が見つからなかったら、交替で眠り、徹夜で次の目的地まで走り続ければいい」
というような気楽な計画を立てられるのが、車内泊旅行の醍醐味です。
途中でガソリンを補給し、一路、次の目的地の高野山を目指しました。
工事中の場所が多かった大阪市内の高速道路を抜けて、和歌山県へ。
高野山に入ると、急に霧が深くなりました。
まさに霊的というか幽玄な雰囲気に包まれながら、くねくねとした道をひたすら登り続けます。
深い霧に吸い込まれそうな感覚を抱きつつ暗い夜道を進んでいくと、突然、目の前にライトアップされた巨大な門が出現。
金剛峯寺に着いたときには、深夜12時を過ぎていました。
建物の中央には、光る「高野山」の文字。
山頂に登るまでは街灯もなく、ずっと車のヘッドライトだけが頼りの暗い道だったのですが、金剛峯寺に到着すると、深夜というのに、かなり明るい光で主要な建物全体が照らされていたので、びっくりしました。
真言宗は、きらきらと派手な様式を好むのでしょうか。
建物の大きさと明るさに、すっかり圧倒されました。
その夜は、高野山の中心地の大きな駐車場が無料で、しかも他の車がほとんどなかったので、そこに泊まることにしました。
実は、高野山に登る途中、閉店後のドライブインのような店の駐車場などを借りようかとも考えていたのですが、ここまで登って来て、よかったです。
金剛峯寺のすぐ隣ということでライトアップされた建物も多く安全でもあり、しかも目の前には総本山にふさわしい豪華な公衆トイレ。
人や車の通りが多いわけではないので、非常に静かです。
高野山、金剛峯寺の駐車場。
車中泊をするには、まさに絶好の場所でした。
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