渋谷の大勝軒は、微妙・・・?
日曜の昼下がり。
職場がある渋谷の街は、春らしい麗らかな天気でした。
明治通り沿いのやすべえが相変わらず行列で溢れかえっていたので、そのまま通り過ぎて、昨年、渋谷にオープンした大勝軒に行ってみることに。
名前は以前から知っていましたが、大勝軒のラーメンを食べるのは、これが初めてです。
東池袋の大勝軒と言えば、つけ麺の考案者、山岸一雄氏が創業した、数多くの暖簾分け支店を展開する超有名店。
テレビのドキュメンタリー番組で特集されたり、インスタントラーメンにもなったりしていて、つけ麺の考案者としても全国的に有名な店なので、かなり期待を膨らませての入店です。
食欲もあったので、「全部のせ もりそば」1,150円を注文。
待っている間、カウンターに置いてある「山岸流つけ麺の食べ方」というタイトルのカードを発見。
大勝軒の創業者である山岸一雄氏のつけ麺観が書いてあります。
* 山岸流つけ麺の食べ方 *
二~三回、漬け汁に浸して食べたらスープが冷めるから嫌い、という意見があるけど、これは全然わかってないね。私に言わせれば、冷めていく過程でさらに味が変わっていく、これを自分の舌で確かめるのが上手な食べ方なんだね。そういう味の変化を出すために工夫したのが、大勝軒の「もりそば」なんだよ。
漬け汁が冷めるほどに旨さが出て来る、薄くなったなって感じた時に、さらに真の味が出てくるんだよ。スープ割りというのもあるけど、うちではやらない。スープを新しく入れると、また味がたっちゃう。最後、そば丼に残った水を入れて薄めて飲む。栄養があるしうまい。麺の湯切りもギューと絞って一滴も残さないというのもあるけれど、丼の下に少し水があった方が麺もくっつかないし、最後に余った水をつけ汁に入れて飲める。これが理想の食べ方なんだ。
生卵を入れたら、また最高。私は白身の滑らかさでどんどん食べて行き、途中で黄身をスープと混ぜて味の変化を楽しむ、なんてね(笑)
もりそばにはレンゲは付けない。丼のまま味わって頂きたい。漬け汁をレンゲで飲むと、かなり違う口当たりになってしまうからね。日本そばのもりそばもそうでしょう(笑)
(以下略)
「麺をスープに何度もつけながら食べていくうちに、スープが薄くなって味が変わっていく過程を楽しめるのがいい」という趣旨のことを言いながら、すぐ後で、「味が変わるのでスープ割りは出さないことにしている」と一見反対のことを言っているのが興味深いです。(スープ割りを作る手間とコストを惜しんで、ちょっと苦しい言い訳をしているような・・・笑)
しかし実際には、僕が入店した直後にスープ割りを頼んでいたお客もいたので、渋谷店では頼めば出してくれるようです。
また、「チャーシューが固い」「麺の水切りのしかたが甘い」という声が多いのを承知で、「それが、私の味だから」と開き直って、頑なに伝統の製法を守っているあたりも、長年ファンの心をつかんで離さない人気の秘密なのかもしれません。
しばらくして、「全部のせ もりそば」の登場。
まず、「全部のせ」という名前なのに、野菜は乗っていなかったので、少しがっかり。
大きく厚いチャーシュー2枚、味付けメンマたっぷり、味付け玉子、小さな海苔が2枚。
麺やトッピングのボリュームは、想像していたよりも少なかったです。
麺は期待していたよりも細く、コシも少なく柔らかい感じで、昔ながらの素朴な味わいという印象でした。
1961年の創業以来の味を守っているということなのでしょうか。
しかし、それにしても超人気店にしては、少し微妙な味かな、、、というのが率直な感想。
もしかすると、初心者には、わかりにくい味なのかもしれません。
数十メートル先のやすべえに行列ができている同じ時間帯に、この店には空席もある理由が何となくわかったような気がしました。
帰宅後、ネットで調べてみると、大勝軒から暖簾分けした店は、味がぶれるところも多いようですね。
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